会社で英語力が査定評価になることになった。40代からでも英語はできるようになるのかな・・・
こんな不安におこたえする記事を書きました。
40代から英語の勉強をはじめる方に向けた記事です。
40代からでも英語はできるようになる
40代からでも英語はできるようになります。
英語力が必要になったのであれば、年齢を理由にあきらめるのはもったいないです。
「こんな歳から無理だよ・・・」と思う必要はありません。
なぜなら、実際に40代からでも英語ができるようになった具体的な事例もあります。
40代からの英語学習事例:渡辺謙さん
映画で超有名な俳優の渡辺謙さんは、40代になってから英語力を上げています。
渡辺謙さんの簡単な経歴はこちらです。
- 1959年生まれの日本の俳優
- 1979年:演劇集団「円」入団
- 1984年:映画「瀬戸内少年野球団」で映画デビュー
- 2003年:映画「ラスト サムライ」でハリウッドデビュー
- 「バットマン ビギンズ」、「インセプション」、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」などのハリウッド映画にも出演
渡辺謙さんは、2003年のラストサムライでのハリウッドデビューをきっかけに英語学習をはじめました。
当時42歳で、英語力はほぼゼロだったとのことです。ラストサムライのオファーを一度断ったというエピソードもあります。
42歳からのスタートでしたが、オーディションまでの約5ヶ月間を猛勉強し、英語漬けの毎日で英語力をつけていきました。
では、実際の渡辺謙さんの英語力はどんなものでしょう。
渡辺謙さんの英語でのインタビュー動画がこちらです。「KY先輩」というYouTuberの方(おそらく英語ネイティブスピーカー)の、レビュー動画です。
動画を見ると、外国人のインタビュアーに対してふつうに会話ができています。
もちろん、帰国子女のようなレベルの流暢さではないです。
ですが、ビジネス英語であれば、発音や流暢さはさほど重要ではありません。
仕事に必要な英語力があり、コミュニケーションができれば問題ないです。
渡辺謙さんも、このような英語力を手にすることで、さまざまなハリウッド英語への出演のチャンスをつかんでいきました。
そうはいっても、渡辺謙さんほどストイックにできるか心配だな。
渡辺謙さんの「毎日英語漬けの勉強」と聞くと、できるか心配になりますよね。
それでは具体的な事例ではなく、科学的根拠をみてみましょう。
繰り返しですが、年齢で「英語をあきらめる」必要はありません。
40代からの英語学習:脳科学的根拠
40代からの英語学習について、脳科学的にも前向きに考えて大丈夫です。
参考として「脳科学的に正しい英語学習法」という本の一部を抜粋します。
著者の加藤さんは脳科学の研究をされているお医者さんで、ご自身も英語が苦手な状態から克服した経験を持っています。
「脳科学的に正しい英語学習法」の冒頭では、英語学習において大人になった衰えを気にする必要はないと断言しています。
「大人になって頭が固くなった気がする」
「最近は記憶力も悪くなってきて、今さら英語を勉強しても、ものにできるのかどうか不安だ」
そんなあなたでも、まったく問題ありません。
脳科学者の見地からも、大人になった衰えを気にする必要はまったくないと言われています。
また、人間の脳は「40代でも成長を続けている」とのことです。
私は長年にわたり、MRIによる脳の画像診断を行ってきました。これまでに見た脳の画像は、胎児から100歳を超える高齢者まで、1万人以上に上ります。
この経験から言えるのは、人間の脳が大きく成長して個性を伸ばしていくのは、20〜40代であるということです。
このような理由から、40代からの英語習得をあきらめる必要は全くありません。
むしろ、40代だからこそ英語をやるべき理由があります。
具体的に説明していきます。
40代こそ英語をやるべき2つの理由
40代だからこそ英語をやるべき理由を2つにまとめました。
- 定年退職&セミリタイア後の選択肢が広がる
- 英語という資産が資産をつくる
2つの理由について具体的に説明をしていきます。
40代から英語をやる理由①:定年退職&セミリタイア後
40代だからこそ英語を勉強するべき理由のひとつめは、「定年退職&セミリタイア後の選択肢が広がる」です。
世界トップレベルの長寿大国日本では、「人生100年時代」とよばれる時代を迎えようとしています。
これは、健康寿命が伸びつづけ、多くの人々の寿命が100年をこえるような時代のことです。
2017年に首相官邸から発表されている「人生100年時代構想会議中間報告」では、このように書かれています。
ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されており、日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えています。
100年という長い期間をより充実したものにするためには、幼児教育から小・中・高等学校教育、大学教育、更には社会人の学び直しに至るまで、生涯にわたる学習が重要です。
人生100年時代に、高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要な課題となっています。
引用:人生100年時代構想会議中間報告 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/jinsei100nen/pdf/chukanhoukoku.pdf
つまり、あなたは「100年生きる想定」でライフプランを立てる必要があります。
なかには、定年後(またはセミリタイア後)に海外移住をする人も増えています。
老後の余暇をご家族で過ごすのを想像してみると魅力的じゃありませんか。
たしかに!老後はあったかい南国で暮らすなんて魅力的だな!
定年後やセミリタイア後になるころには、お子さんもひとり立ちして、あなた自身のために使える時間も増えていきます。
もしそんな時に、「英語ができない」となったらもったいなくないですか。
結局英語は勉強しなかったから、海外移住なんて不安しかない。このままの暮らしでいいかな。
仮に65歳で定年されるとすると、100歳まで35年間もあります。
その時に、自己実現のための選択肢は多い方が絶対いいです。
人生100年時代に突入し、画一的な人生で一生を終える人は減っていきます。
現に海外移住を考える方の割合も増えています。
将来の自分の選択肢を増やすために英語力はプラスになります。
40代から英語をやる理由②:英語という資産
40代だからこそ英語をやるべき2つめの理由は「英語という資産が資産をつくる」からです。
これからあなたが英語を勉強すると「英語力」という資産が手にはいります。
また、40代からはじめるメリットは「40代から英語力をつけた」という経験資産が手にはいる点です。
この「40代から英語力をつけた」という経験資産が重要です。
なぜ重要なのかについて説明します。
- 40-50代の英語学習のニーズが増える
- 貴重な経験資産は価値が高い
この2点です。
まず「40-50代の英語学習のニーズが増える」という点です。
人生100年時代になり海外移住を検討する日本人の数が増えていきます。
外務省の統計によると、海外永住者の数は1989年から2017年にかけて2002年以外は毎年増加をしています。
この増加は今後も続くと予想されます。すると、40-50代からでも英語を勉強する人が増えるはずです。
そうすると、あなたの「40代から英語力をつけた」という情報のニーズを増していくのです。
また、「貴重な経験資産は価値が高い」という点についてです。
「20代で英語ができるようになった人」と「40代から英語ができるようになった人」では、圧倒的に後者の方が人数は少ないです。
なので、「40代から英語ができるようになった」という経験は貴重で価値が高いものになります。
ただでさえ、「英語ができるようになった」という経験資産のニーズは強いです。
こういった経験資産をブログやネット媒体で発信していくことで、新しい収入源につなげることもできます。
なので、40代だからこそ英語をはじめるべきなんです。
40代からの英語学習は「学習法」が重要
40代からでも英語をやった方がいいのはわかったけど、勉強するとしたら何をすればいいんだろう。
40代からの英語学習は「学習法」が重要です。
まずは何をやるべきかをしっかりと情報収集しましょう。
また、40代からの英語学習では勉強の「目的」を決めることも重要です。何を目指すのかを決めて、学習法の指針をつくりましょう。
- 昇進のためにTOEIC○○点がほしい
- ビジネスでつかえる英語力がほしい
- 旅行でつかえる会話力がほしい
40代はお忙しいビジネスパーソンが多いです。
英語学習の「目的」を決めて、目的達成のための学習法を選んでいきましょう。
学習法について悩む方はこちらの記事も読んでください。